【画像あり】幼馴染のウエディングドレスを自作した話①|デザイン出し~パターン作成編

こんにちは、YUJIです。

今回は結婚式用にお色直しを含めて3着、ウエディングドレスを自作した私が、初めてウエディング用にドレスを作った時の話を紹介したいと思います。

YUJI
YUJI

特殊な技術が要る話なのですが、興味がある方に届くといいなー!と思います。

先に少しだけ。こんなドレスを作りました!

目次

私の経歴を簡単に

改めてになりますが、私は現在職業でアパレルのデザイナーをしています。

本業はMENSなのですが、専門学校時代はWOMENSで洋裁の勉強をしていました。

地方の国立大学へ入学後理系の世界に絶望、、

入ったはいいけど興味が全くありませんでした。。

その後本来やりたかったファッションの道へ!

矢沢あいの世界に憧れ、ジョージになりたくて

→某有名服飾系専門学校へ入学、上京しました。

寝る暇があればミシンを踏んでいたような過酷な専門学校時代でしたが、興味がない勉強をダラダラと続けた大学時代よりも充実していました。

そこでの卒業制作でウエディングドレスを選び、そこで初めてドレスの作成を行いました。

ウエディングドレスのデザインは、

「あー、今ファッション業界にいるわー。デザイナーだわー(錯覚)」

と分かりやすく華やかなファッション業界に浸ることができ、全く苦にならず本当に楽しい時間でした。

この卒制のウエディングドレス作成が本当に楽しくて、「いつかまた作りたいなー」と思いながら、私はメンズの商業デザイナーとして社会に出ました。

幼馴染馴染みが結婚。ウエディングドレス作っていい??

数年後地元の幼馴染(女)が結婚するとの報告がありました。

小中高と腐れ縁で同じ部活、同じ塾とずーっと一緒にいた幼馴染は、異性ながら私にとってはかけがえのない親友。

新郎とは以前帰省の際に会ったこともあり、二人の結婚はそれはそれは嬉しいものでした。

そんな親友の為に何かできることはないか

と思い、もし新郎が嫌でなければ、と前置きして結婚式用のサブドレスを作らせてもらいました。

ドレスデザインについて考える

そんなこんなでウエディングドレスのデザイン出しに取り掛かります。

ただここで1つ大問題が。。

それは地理的要因。

私が東京で親友は九州。

ドレスの要とも言えるフィッティングを行う機会がほとんど有りませんでした。

まずは親友がメインのドレスを試着する際に、式場で測ってもらったサイズの共有。

身長、バスト、ウエスト、腰丈、ヒップ、総丈、当日履くヒールの高さ、、、

個人情報以上のパーソナルな情報ダダ漏れです笑。

その寸法を元に原型を作図。

化学園ショップより

原型というのはその人の体の各サイズをもとに、体型に合わせて作っていく型紙の事。

この原型をまず作図して、それを使ってドレスのデザインに合わせて作図を行っていきます。

並行してドレスのデザインについても考えていきました。

カラードレスにしようかとも思いましたが、一通りメインのドレスとお色直しのドレスは手配済みとのことだったので、

二次会などで着られて手元にも残る、サブドレス的な純白のウエディングドレスにすることにしました。

それと体のラインにピッタリとフィットしなければならないドレスに対して、限られた回数しかフィッティングが出来ない問題。

こちらについてはビスチェ部分とスカート部分を2ピースに分ける事で対応することにしました。

スカート部分は裾に向かって広がるAラインシルエットで、プリンセスラインほど広がらない上品なシルエットに。

ウエスト部分だけきっちりと合わせておけば、スカート部分は比較的サイズはカバーできると思いました。

頭を悩ませたのは上半身のビスチェ部分。

こちらはバストの膨らみとウエストのくびれを表現して、女性らしいキレイなシルエットを作ることが必須。

悩んだ末に多少のサイズ調整を行うことができる、編み上げのコルセットデザインにする事で、エレガントさを出しつつフレキシブルにサイズが調整できるようなデザインに決めました。

ウエディングドレスの設計図!作図とパターンを作成

デザインが決まると次に原型を元に作図を行います。

デザインが決まったらまずは作図を引いていく

作図はドレスを作る上での設計図みたいなもの。

もちろんPCなどを使わず手引き(手で作図をする事)なので、リビングに作図用の模造紙を広げて鉛筆と定規でもりもり線を引いていきます。

今回のドレスは大まかに言うと

  • トップのビスチェ部分
  • スカート部分
  • スカートを膨らませるために下に履くパニエ

の3つから構成されるデザイン。

ドレスのスカートは布の分量が多く、145cm幅の生地でもはぎをいくつも入れなくてはならず苦戦しました。。

ドレスって本当に用尺もかかるし、パーツが大きいので実寸作図も超大変。。

ウエディングドレスってすごく高いイメージがありますよね。

もちろん良い生地も使っているし、縫製も凝っているから縫製工賃が高いのもあるけど、実際に使っている生地の量が半端じゃない。。

なので生地値を含めた材料費だけでもかなり高額になることを考えると、まぁそのくらいの値段にはなるよね、、って感じです。

なんとか作図を終えると次は作図を元にパターン作成へ。

作図をもとにパターンを作成

パターンは簡単に言うとドレスを作る際のパーツの型紙のこと。

今回はビスチェ部分が

  • 前見頃3パーツ
  • 後ろ見頃4パーツ
  • 見返し3パーツ

スカート部分が

  • 前見頃3パーツ
  • 後ろ見頃3パーツ

の計6パーツで構成されるデザインになりました。

加えてパニエについても同じようにパターン作成をして行きますが、このパニエの用尺がまぁ半端じゃない。

パニエはスカートを膨らませる役目があると先程言いましたが、風船のように空気で膨らませるわけではなく、チュールという網目状の生地にギャザーを寄せてボリューム感を出します。

その上に裾に向かって広がるスカートを被せる事でスカートを膨らませて見せているのです。

なので膨らませようと思えばその分生地の量が増えていきます。

今回はAラインのシルエットだったけどかなりのチュールの量が必要になりました。

プリンセスラインのドレスなんて一体どれくらいのチュールが必要になることやら。。

なんとか作図を終わらせて用尺を全て出し必要な材料を買いにオカダヤへ。

今回のドレス用に買ったものがこちら

  • ポリエステルサテン生地
  • 刺繍レース生地
  • パニエ土台用のコットン生地
  • パニエ用チュール生地 30D
  • パニエ用チュール生地 50D
  • 芯地、ベルト芯、コンシールファスナー、パールビーズ、ボーンテープなど

ポリエステルサテン生地はドレスのメインの生地で、基本的にはこの生地を使ってドレスを構築します。

ちなみに高級なウエディングドレスの生地はポリエステルではなくシルクサテン。

これを使うと材料費が跳ね上がります。。

でもポリエステルでは表現できない上品な光沢感がでて、洗練された印象になるのでウエディングでは非常によく使用される素材。

刺繍レースの生地はデザインによって生地値も様々。

凝ったデザインの物やインポートの物だと1mで数万円するものも。

このドレスでは華やかなシャンパンゴールドの装飾が上品なレース素材を選びました。

それからチュールは2種類を購入。

この2つの違いはデニールと言って糸の太さの違いで、つまりハリやコシの違う2種類のチュールを場所によって使い分けます。

デニール数の大きい方がより硬めのチュールになっていきます。

と、こんな風に生地だけでもいろいろな種類の物を使って作り上げるウエディングドレス。

これでも大分少ない方だと思います。。

長くなってしまうので後半に続きます。。

次回はいよいよドレスの製作に入っていきます!

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